「工業的畜産 貧困問題の一要素」
ジャニス・コックス
世界動物保護協会
2007年8月1日発行
http://bit.ly/g0m8z0
(PDFファイルです
)
以下は、リンク先の資料から一部抜粋です。
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工業的畜産が家族や小規模農家、農村コミュニティーを荒廃させることは、歴史
と常識によって証明されている。現実には、「トリックル・ダウン」が貧困層を利
するような効果を発揮することはまずなく、工業的畜産から利益を得られるのは大
企業であるし、その製品は都会の裕福な人々の口に運ばれるのである。貧困層への
「トリックル効果」は、せいぜい、その有害な影響から数々の問題がもたらされる
ぐらいである。このことは、食糧第一/食糧と開発のための政策研究所が2005 年に
発行したレポート中の調査結果によって裏付けられている。
「FAO 世界農業予測:2015 ‒ 2030 年」には、次のように述べられている。「畜産
にみられる最も顕著な構造的傾向は、とくに東アジア、ラテンアメリカでの豚肉と
鶏肉、東南アジアでのブロイラー生産にみられる、大都市近郊での集約的で垂直統
合された施設の展開である。程度の差はあれ、乳や肉にも同様な傾向がみてとれる。」
FAO はさらに、これが小規模農家の市場参入機会と競争力の犠牲の上に進
められていることも認めている。
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個の資料はよくまとまっていると思うので、是非色々な人達に一読していただきたいです。
特にNGO関係の人達・・・。